韓国ドラマ「白雪姫には死を/BLACK OUT」の、真犯人を考察してみます。
「白雪姫には死を/BLACK OUT」は、韓国MBCで放送中のサスペンス・ミステリードラマです。本作はhuluやU-NEXTでも配信されているため、日本から視聴も可能です。
日本配信日:2024年8月16日から2024年10月5日(土)まで
エピソード: 全14話(最終回は10/5です)
放送日 : 毎週 金曜日と土曜日
配信VOD : [U-NEXT] [Hulu]
メインキャスト:
コ・ジョンウ(ピョン・ヨハン)
ノ・サンチョル(コ・ジュン)
チェ・ナギョム(コ・ボギョル)
ハ・ソル(キム・ボラ)
内容は二転三転とし、結末がどうなるのか予想がつきません。しかも、ドラマ本編は秋休みに入っているため、フラストレーションが溜まる一方です。
9/20(土)から第10話が放送されます。
そこでドラマの内容を元に、真犯人を考察してみました。なお本編のネタバレも含まれていますので、未視聴の方はご注意下さい。
未視聴の方はネタバレにご注意ください。考察するうえで必要なため記載しています。
白雪姫には死を/BLACK OUT」のあらすじ
村外れにある倉庫で、大量の血痕が発見されました。血痕量から、殺人事件と断定。殺害されたのは、地元の女子高生2人。シム・ボヨンとパク・ダウンです。
ところが発見されたのは血痕のみで、遺体はなし。捜査は難航を極めるかと思いきや、容疑者はすぐに逮捕されました。容疑者となったのは、被害者の親友であるコ・ジョンウです。
ジョンウは殺人の罪により、懲役10年の刑に処されました。過酷な刑務所生活を経て出所し、再び生まれ故郷の村へ。村に待ち受けていたのは、前科者に対する強い偏見の嵐です。
偏見と向き合いながらも、何とか生活を取り戻そうとするジョンウ。そんな中で、1つの核心に迫ります。
「自分は無実である」と。
では真犯人は誰なのでしょうか?2人の遺体はどこに消えてしまったのでしょうか?
白雪姫には死を/BLACK OUT」の考察1:杜撰な捜査
警察がジョンウを容疑者と断定した理由は、倉庫近くにあった車と血と泥だらけのスニーカーです。
車の所有者はジョンウの父親であるコ・チャンスは、事件当時ハワイ旅行で不在。車が使えたのは、家で留守番をしていたジョンウのみ。
またジョンウの部屋からは、血と泥がついたスニーカーも発見されました。2つの証拠が決め手となり、ジョンウは刑務所に収監されたのです。
しかし「証拠能力」として見ると、あまりにも弱すぎます。そもそも倉庫近くの車は、誰でも簡単に運転できる状態にありました。血と泥がついたスニーカーが部屋に隠されていたのも、違和感があります。
ボヨンとダウンの遺体を巧妙に隠したのにも関わらず、なぜスニーカーは隠さなかったのでしょうか?
女性2人の遺体を隠すよりも、スニーカーを処分する方が遥かに簡単です。
コ・ジョンウが犯人とされた理由は、事件に残された状況証拠のみ。あまりにも杜撰な捜査です。
「白雪姫には死を/BLACK OUT」の考察2:無罪の可能性
ジョンウは、何者かの手によってハメられたのは明白です。仮にジョンウが有罪だとした場合、時刻にズレが生じます。
ジョンウが犯人と仮定し、事件当日の行動を振り返ってみましょう。
- 22:30 ジョンウは倉庫でボヨンを殺害
- 22:58 バス停付近でジョンウの車が目撃される
- 23:13 遺体遺棄現場に到着
- 23:23~23:33 ボヨンの遺体を遺棄
- 23:33~23:40頃? 遺棄現場を出発
- <車で急いでも向かっても15分かかる>
- 23:30 ダウン殺害時刻
犯行現場となった倉庫から死体遺棄現場まで、車で急いで向かっても15分はかかります。ジョンウがダウンを殺害したとすれば、早く見積もっても23時50分以降になるはずです。
ところが、ダウンが殺害された時間は23時30分。最後に通話した祖母の通話履歴で、殺害時刻は証明されています。ボヨンの遺体を遺棄した後に、ダウンを手にかけるのは不可能です。
ただし判明したのは、単独での犯行が不可能なことです。ジョンウが無罪であると、証明された訳ではありません。
「白雪姫には死を/BLACK OUT」の考察3:真犯人は?
真犯人の大きなヒントとなるのが、ジョンウの親友であるヒョン・スオが描いた絵です。絵には血だらけになって倒れているボヨンを背景に、4人の人間が描かれていました。
ヤン・ビョンム(ジョンウの友達/刑事)
シン・ミンス(ジョンウの友達/看護師)
ヒョン・ゴノ(ジョンウの友達/アメリカに留学)
4人目が不明
絵に描かれた3人の人物は、ジョンウの友達で間違いはないでしょう。では残り1人は誰でしょうか?
最有力候補となるのは、ヒョン・グタク署長です。(ヒョン・ゴノの父親)
ゴノは、ボヨンが2人から暴行を受けたことを知ります。罪を隠すために、警察官である父親を呼び寄せ、父親はボヨンの遺体を倉庫近くにあった車に乗せて、そのまま遺棄した。
そして3人は何事も無かったかのように、帰宅。考察の域になりますが、一応の筋は通ります。
「白雪姫には死を/BLACK OUT」の考察4:11年前に私を殺した人
事件の真相の鍵を握るのは、病院長のパク・ヒョンシクです。
ボヨン殺害の最有力容疑者候補は、ゴノとグタク署長でしょう。ただ時間を考慮すると、ダウン殺害にまで手が回らなかったはずです。他にもう1人犯人がいると考えるのが、自然です。
犯人として最有力候補となるのが、病院長のパク・ヒョンシク。
事実として、ヒョンシクの元には「11年前、私を殺したのはあなたでしょ?」と書かれたメッセージが送信されています。ヒョンシク院長も容疑者の1人です。
では、ヒョンシク院長にメッセージを送信したのは誰でしょうか?
送信者はなぜ、ヒョンシク院長にメッセージを送信したのでしょうか?
もしかしたらボヨンとダウンのうちどちらかは生きているのかもしれません。
「白雪姫には死を/BLACK OUT」のまとめ
韓国の田舎村で発生した、遺体なき殺人事件。話が進むにつれて、複雑な人間模様が明るみに出てきました。
ボヨンとダウンを殺害した犯人は誰なのか?
ダウンの遺体はどこに隠されているのか?
なぜ2人は命を奪われてしまったのか?
もしかして2人のうち1人は生きている?
ジョンウの無罪は証明されるのでしょうか?
今後も「白雪姫には死を/BLACK OUT」の展開から目が離せません!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。