2025年にNetflixで、韓国ドラマ「愛馬」が配信されます。
全6話、すでに2024年3月にクランクアップしてますので2025年前半に公開されるのではないでしょうか。
映画製作の裏側を描いたコメディドラマですが、詳細な内容は不明のまま。
そこで「愛馬」のストーリーの考察と、ドラマの登場人物についても掘り下げてみました。
Netflix韓国ドラマ「愛馬」ストーリー考察
韓国ドラマ「愛馬」の舞台となるのは、1980年代前半の忠武路(チュンムロ)。映画制作に携わる人達にスポットを当てた人間ドラマをコメディタッチで、描かれます。
主人公は、大人気女優のチョン・ヒラン。ヒランの前には、新人俳優のシン・ジュエが立ちはだかるという内容です。
2人の女優が1本の映画に対して、火花を散らす展開になるのでしょうか?ストーリーについて、考察してみましょう。
映画の舞台裏を描いたドラマ
配信ドラマ「愛馬」は映画製作の舞台裏を描いた作品であるのは、既に判明しています。
映画1本制作するのは、想像以上に大変な仕事です。作品にもよりますが、映画制作には3カ月~1年ほど時間がかかります。ハリウッドの大作映画となると、10年かかることもしばしば。
企画が通ると、ストーリー作りへ。ストーリーが決まれば、キャストの選別へと移ります。有名俳優となると、オファーが入るでしょう。ただし有名だからとはいえ、誰でも良いというわけにはいきません。オファーが来るのは、演じる役と合っている俳優に限られます。
キャストも決まり準備も整ったら、いよいよ撮影スタート。撮影が順風満帆に進めば良いのですが、上手くいけば誰も苦労はしません。映画の舞台裏は、ドラマ以上にドラマなのです。
激動の時代を描いたドラマ
「愛馬」の舞台となる1980年代の韓国映画制作は、大転換期でした。
映画の舞台裏を描いた映画作品は、今に始まったことではありません。ただ1980年代における韓国映画制作に関しては、他の国と比べると特殊な状況にありました。何せ当時の韓国映画には、政府も一枚絡んでいたのです。
政府は「3S政策」により、国民の関心をエンタメに向くよう差し向けました。政策が実行されると、韓国エンタメ業界は大きく変わります。プロスポーツリーグが発足し、カラーテレビも急速に出回るようになりました。映画の規制も緩くなり、タブー表現も認められるようになったのです。
大人向けの映画「愛馬夫人」
「愛馬」で大きなカギを握る映画「愛馬夫人」は、1982年に実際に公開された成人映画です。タイトルは「愛麻(エマ)夫人」と名前を変えて、公開されました。当時は前代未聞の大ヒットとなり、後にシリーズ化もされています。
内容は、主人公のエマ夫人が夫以外の男と逢瀬を重ねるというものです。夫は刑務所に入り、エマ夫人は常に孤独を抱えていました。そんな中で魅力的な男と出会い、親密な関係を築いていきます。
内容そのものに目新しさはないものの、当時の韓国から見れば衝撃的な内容です。映画館には観客が大勢押し寄せ、窓ガラスが割れてしまったという逸話も残されています。
Netflix韓国ドラマ「愛馬」登場人物とキャスト紹介
Netflix配信ドラマ「愛馬」の登場人物とキャストについては、公表されています。
- チョン・ヒラン役:イ・ハニ
- シン・ジュエ役:パン・ヒョリン
- ク・ジュンホ役:チン・ソンギュ
- クァク・イヌ役:チョ・ヒョンチョル
チョン・ヒラン役/イ・ハニ
ドラマで主役となるのは、韓国トップ女優チョン・ヒランです。演じるのは、ドラマ「夜に咲く花」で主役を演じたイ・ハニです。
チョン・ヒランは、新人女優に役を奪われた韓国トップ女優です。役のモデルになったのは、女優のコ・ドゥシムでしょう。コ・ドゥシムは監督から直々にオファーをもらうも、出演はNGに。ドラマのように役を奪われたわけではありません。
チョン・ヒラン役を務めるイ・ハニは、2006年ミス・コリアを経て女優へと転身。以降も数々の映画やドラマに出演を重ね、演技力を磨いてきました。
シン・ジュエ役/パン・ヒョリン
新人女優のシン・ジュエは、トップ女優チョン・ヒランの代わりに映画主演を務めることになりました。シン・ジュエ役を務めるのは、映画「地獄でも大丈夫」で鮮烈な印象を残したパン・ヒョリンです。
シン・ジュエのモデルになったのは、映画「愛麻夫人」で主役を演じたアン・ソヨンで間違いないでしょう。アン・ソヨンは「愛麻夫人」の出演がきっかけで、大ブレイク!一躍時の人になりました。
他の登場人物
目的のためなら手段を選ばない映画制作ク・ジュンホを演じるのは、チン・ソンギュ。監督を務めることになったクァク・イヌを演じるのは、チョ・ヒョンチョルです。
制作ク・ジュンホのモデルになった人物は不明ですが、おそらくプロデューサーのチェ・チュンジと思われます。
監督のクァク・イヌのモデルになったのは、チョン・インヨプです。チョン・インヨプは後に、韓国映画監督協会理事長を務めたほどの大物になりました。
Netflix韓国ドラマ「愛馬」は一味違う韓国ドラマになる
「愛馬」は、映画制作に携わる人に焦点を当てたコメディドラマです。
映画制作にスポットを当てたドラマ作品は、あまり見かけません。
「愛馬」は一味違う韓国ドラマになりそうです。
2025年公開を楽しみに待ちましょう!。