2024年7月の東京都知事選で無所属で立候補した石丸伸二氏ですが、都知事選が終わった4か月後、自身のユーチューブ番組(Meet-up)で、2025年夏の都議選に向け地域政党を結成する考えを表明しました。
この記事では石丸伸二氏が新党を立ち上げる上で
- 石丸伸二氏が新党立ち上げた理由
- 気になる新党の名前と新党の党員はどうやって選ぶのか
- 2028年次の東京都知事立候補の可能性は?
を纏めました。
石丸伸二氏は42歳です。是々非々があると思いますが、でも彼がリーダーシップをとることで若くて有望な政治家がどんどん出てくることを期待します。
石丸伸二氏新党立ち上げの理由とは!?5年後日本は変わる?
東京都議会とは東京都の議決機関で、都の自治に関する事項について意思決定を行う機関です。都民の直接選挙によって選ばれた都議会議員で構成されています。小池都政が執行する計画等はすべてではないですが議会で承認されなければなりません。これは全国都道府県、市町村すべて同じく二元代表制をとっています。
東京都の2024予算は特別会計などと合わせると総額16兆5584億円にも上ります。チェコの国家予算よりも高いんですね。小池百合子都知事は都民ファーストという地域政党と結託してますが、都政をスムーズに進めるために議会の承認が必要なので自分の味方を増やそうとするのです。
石丸伸二氏が地域政党を立ち上げた理由は、地方議会(東京都含む)が、地方分権になっておらず下記の勢力図のように国政の影響を受けているからです。国政政党が地方議会まで入り込んで自分達の思い通りにしようとするのです。
石丸伸二氏はこの勢力図を変えたいのです。利権に惑わされず、その地域のことを正しく理解した政治家たちで構成されれば少しは安心して生きやすくなるのではないでしょうか。
石丸新党は都議選だけなのか?
11/14(木)youtube番組「PIVOT」でこのような会話がありました。
「都議選の後、47道府県も同様なやり方(党員の選抜など)で進めていきたい。そうすると4年の間に全国で議員選挙が行われ一巡する。」
それが1(2025年)+4年(2029年)そして2030年、石丸新党は地域に根付いているかもしれません。
もちろん簡単なことではありません。しかしこのまま何も変わらない政治より、国民が興味関心が向くように仕向け、みんなで投票し良質な政治家を選ぶことで日本を変えようと石丸伸二氏は立ち上がってくれたのだと理解しています。
わたしは人前に出るのが苦手でとても政治家になれません、でも代わって一生懸命日本のことを考えてくれる政治家がいれば全力で応援したいです。
石丸伸二氏新党の名前は?と党員の選抜方法について
「石丸新党」の響きがよく、これが党名?かと錯覚しますが違います。それでは新党の名前は?
12月中に記者会見で詳細が発表されますのでそのときだと予測します。
石丸さんは戦略家ですので党名はすでに決めているように思います。党名は人任せではなく自分で決めるはずです。
誰もが思いつきそうで思いつかない党名・・・のような気がします。
次に党員について、石丸伸二氏は「都議になろうという方は準備を始めてください」と11/12にご自身のYoutube番組で声をかけました。
でも心配なのは茶化したりとても政治家に向かない人がきたら?です。また新党に入ったあとスキャンダルが明るみにでたり。。。一発で石丸新党は地に落ちますよね。
でも石丸伸二氏はものすごい戦略家です。このあたりに抜け目はありません。
11/14(木)youtube番組「PIVOT」でこのような会話がありました。
- 応募から立候補するまでYoutube番組をつくって放送。
- マネーの虎のようなリアリティ番組で視聴者の目にさらす
- 収益化が図れるため政治活動に利用できる
またふさわしい人としてこのように述べています。
- 普通のサラリーマンが転職しようかなっていう感覚で政治の世界に転職してほしい
- 議員は年間60日稼働する。副業でできる。
都議会の議員は年収1700万円だそう。60日間しか働かないのに。。なので美味しい汁を吸おうという邪な人が出てくるわけです。
人選はとても大事です。まず社会人経験があれば、ある程度世間を知っていて安心できるし副業なら優秀な人も集まりやすい。オーディション形式で配信すればやましい過去がある方は避けると思いますし、もしあったとしてもYoutubeの視聴者から何か情報があってバレる可能性もあるわけです。
また都議選に立候補するころにはYoutubeですっかり有名になっていて知名度は抜群じゃないでしょうか?
人選はとても重要のため石丸伸二氏はさらなる調整をして12月中に記者会見で発表するとの事です。
選挙に興味がないのは「立候補する人そもそも知らないし・・・」関心がないからです。そんな人私だけではないのでは?
石丸伸二氏は次の東京都知事選に出るのか?
さて石丸伸二氏は都議選に自ら出馬するでしょうか?それはNoだと思います。1人の議員で納まる器ではありません。
都議選が終われば全国行脚です。「オーディションを党員を決め、国民に政治に興味関心を向かせ、そして国民がみんなが選挙にいく」それをプロデュースする「発起人」として動くと予測します。
それでも自分が東京都都知事になることが有用だと判断したときは立候補するに違いません。
石丸伸二氏の目的は全国に種を撒くことです、自分の手柄のためじゃないのです。
石丸伸二氏が政治家になった理由
ご存知の方も多いと思いますが、石丸伸二氏は、東京UFJ銀行で15年勤めています。エコノミスト、為替アナリストで10年の実績がありそのうち4年はニューヨーク駐在で9か国の経済、政治を分析し為替の予測をし、その結果を取引先等に説明する仕事がメインだったようです。
石丸さんの演説、またMeet upでも彼が話すことはとても聞きやすいのは取引先等に対する説明会で鍛えられたようです。UFJの取引先といえば大手ばかり、そしてお金のプロ達相手ですから生半可な説明では納得できないはず。
さて石丸伸二氏は賛否両論ありますが、政治家であれば至って普通だと思います。でも政治にまったく興味なかったのに彼の存在でとても政治が身近になったとよく耳にしますが、わたしもその一人です。そんな目線からなぜ彼が政治になったのか?
「危機感」だったと話してます。日本の政治が3流なら経済も3流になる。経済大国日本はアメリカに次いで2位でしたが、2010年中国、2023年にドイツに抜かれ今は4位ですが、もう少しするとインドに抜かれると言われてます。そして地元で河井事件が発生し収賄まみれで恥をさらしたのに誰も立候補しなかったので地元に戻って育ててもらった町に恩返ししたいと思ったようです。
日本が抱える一番の問題は「人口減少」人が減ってもこの国は大丈夫という形に変えていく。それがいま石丸伸二氏が目指そうとしていることです。
まとめ
石丸伸二氏が死ぬまでにやりたいことの一つに「世界のペンギンを現地でみたい」というのがあります。世界に17種類も生存しているそうです。すでに相当もう見てらっしゃるようです。(youtubeチャネル Meet-upにて)
2024年東京都知事選挙の街宣で「ファーストペンギン」の話をしてました。アメリカでは敬意をあらわすために使われていますが、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込む果敢なペンギンを指します。
石丸伸二氏はまさしくその「ファーストペンギン」をいま自分がやってみせていると思います。これにつづくペンギンが全国からでることに期待します。
政治家を通して政治を知っていく方法があるとは。。いままでまったく興味なかったですが、こんなことを思ってしまう自分にびっくりしてます(笑)