2025年1月15日(水)石丸伸二さんが自身が党首となり「再生の道- The Path to Rebirth」地域政党を立ち上げました。うん?地域政党?自民党とどう違うの?という疑問から始まりました。
わたしは石丸伸二さんが42歳で若い政治家が今の既得権益だらけの政治に何か変えてくれるじゃないかと期待しています。「現状維持」はどんどん日本が衰退(もうしている)していくだけです。批判を恐れず日本のために行動してくれていると評価しています。
金子みすゞさんの詩に「みんなちがって、みんないい」という有名な言葉があります。政治の話をするとやんやありますが、人によって色々な見方があると思います。それも一つの思いですし否定しません。そんな気持ちでこちらの記事も興味がありましたらお読みいただけると幸いです。
この記事ではそもそも地域政党や東京都議会って何?という私みたいなレベルの人がいるかと思いますので、
東京都議員と国会議員の違い
国会と都議会の違い
議会制度って何?
「再生の道」は、2025年東京都議会選挙で何人当選目指す?
を纏めてみました。わかりやすくまとめたつもりですがぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

自分ではわかりやすくても相手はどう思うかは別です。どうかゆるい気持ちでお読みいただければと思います。
石丸伸二新党「再生の道」都議会員と国会議員の違い
まずは今回石丸さんが公募している「都議会議員」ですが、議員ってつく名前結構ありますよね?ざっくりとこんな感じです。
①国会議員は国民の代表
②都議会議員は東京都民の代表
③県議会議員は県民の代表
④区議会議員は区の代表
(地方議員は②③④をさす)
そして東京都議会の立候補できる条件はこちらです。
- 選挙権を有する25歳以上の人
- 都内に引き続き3か月以上住所を有する住民
- 42の選挙区があり、それぞれ人口に応じて、議員の数(議員定数)が定められている。現在の議員定数は、127人
驚きの議員報酬はこちら・・・異次元です。
- 月額102万2000円 年収 約1660万円(東京都が最高)
- “第二の報酬” 政務活動費(政務調査費)月額60万円(家賃とか)
- 交通費などとして「費用弁償」が出席一日当たり、23区と島は1万円、それ以外は1万2000円が議員報酬とは別にその都度支払われる
- 任期は4年
- 必ず都庁に出勤するのは、年4回(原則として2月、6月、9月及び12月に招集)の定例会で、大体1回につき20日ぐらい続くみたいなので、70-80日ぐらいでればいい。



年収は国民の4倍!!!そして議会があるとき出席だから70日だけ拘束だけ、2か月だけ??それでこの年収。どんだけーーーー!!!
政治団体(自民党)と「再生の道」の違いをサクッと説明
今回石丸さんの「再生の道」は地域政党(あるいは地方政党)という括りです。その違いを説明します。
まず地域政党とは、特定の地域で活動する政治団体です。地域に特化した政策課題の解決を、国政の情勢に左右されることなく遂行できる点が地域政党の特徴です。でも、大きな違いは政党助成金のような支援制度がないため自力(寄付等)で集める必要があります。
一方、自民党などの国政政党は、こちらの政党要件を満たすことが必要です。
- 国会議員を5人以上有する
- 直近の国政選挙で2%以上の得票がある
上記の要件を満たせば、政党助成金が国から交付されるのです。税金だから不正があると国民は怒るのはあたりまえです。
- 国民1人当たり250円が財源
- 政党交付金と政党助成金は同じ意味
- 2024年の政党交付金総額は315億3,600万円
自民党:160億5,300万円 立憲民主党:68億3,500万円 日本維新の会:33億9,400万円 公明党:29億800万円 国民民主党:11億1,900万円 れいわ新選組:6億2,900万円 社民党:2億8,800万円 参政党:1億8,900万円 教育無償化を実現する会:1億1,800万円



こんなにもらっているの??これとは別に議員には別途議員報酬があるのです。何をしてくれたんだろうか。。。
国会と東京都議会の違いは?
国会は、議院内閣制(一元的代表制)です。東京都議会を含む地方自治体は、有権者が首長と議員を別々に選ぶ二元代表制を採用しますので、国会と全くシステムが違うのですね。
東京都を例にすると首長は小池百合子さん、議会(議員)と対等な関係なのですよ。両方とも有権者(都民)で選ばれるので二元代表制なのです。


国の場合、国民により選ばれた議員から成る国会(衆参両院)が内閣総理大臣を指名します。(1/18現在、石破総理)そして石破さんが内閣を形成して国会の多数党(会派)が与党になり、少数党(会派)が野党になります。
与党は内閣と協調的な関係を持つ、野党は内閣に対して批判的な立場をとりますね。
一方、地方自治体は二元的な代表制であり、首長(小池百合子)は公選で選ばれて、議会から指名される訳ではありません。むしろ議会は首長に対し民意の代表なのだから対等に向き合う関係にあります。



今の東京都はズブズブだと感じます。
東京都議会における都議会議員の役目とは!?
東京都の執行機関(小池百合子首長)が、多額の予算と条例の執行に対し、監視・批判・修正・代案といった“野党的な機能”を果たすことが期待されてます。首長のワンマン、執行活動の独善の防止が必要なのです。
しかしながら、例えばプロジェクトマッピングや噴水など、どう考えても「他にお金を遣うところはあるでしょ?」「だれが承認しているの?」と思いますよね。それがまさしく都議会議員が賛成しているからです。いまの東京都は「知事与党」で小池百合子さんの味方ばかりで事前に根回しとか行われているのが想像に難くありません。



小池百合子さんに詰め寄る議員みたことがないし。。。
共に住民に選ばれたのだから、抑制均衡関係を保つことが求められるのが首長・議会ですけど残念ながらそれができてないのです。
正しいか?正しくないのか?しょうがないのか?しょうがなくないのか?でも大事な税金ですよ。せめていままで選挙いったことがない方は、選挙だけは行きませんか?それだけでも大きな一歩だと思います。
「再生の道」とは?石丸さんの目指すところ


「再生の道」まずは東京都議会選挙からスタートです。フルバージョンの記者会見や石丸さんが発信しているyoutubeから、私見ですが石丸さんの目指すところを纏めました。
- 二元代表制における知事と議会の関係を改善する
- 知事与党ではなく、都民から信頼される仕事ができる人に議員になってもらいたい
- しかし仕事ができる普通の人は政治に近づかない。そのハードルを下げたい
- 年間60-70日だけ定例会出席するだけだから副業OK、経営者や転職したいと考えている会社員に政治に目を向けてほしい
- 会社は、誰が何の思想(自民党や立憲とかイデオロギー)を持っていても目標達成(利益を出すとか)することが目的であって関係ない。都民に有益につながることを実現することが大事、イデオロギーは不要
- 政策は立候補者が各人考える。選挙区でそれぞれ政策が違っていい。
- 任期は2期8年鉄の掟。優秀な人が常に入れ替わるようになれば新陳代謝がうまれ常に健全な議会を保てる
- 東京都議会議員を務めたら地方で首長になってほしい、地方はもっと人材不足
- 政治屋一掃(年収が高いから椅子にしがみつく)し、根回しなどない健全な議会へ
- 東京都から始めて4年の間に全国で議員選挙がある。政令指定都市をはじめとしてこの仕組みを使っていく。
はじめての試みです。もちろんそんな簡単ではないと思います。望ましい結果がでないかもしれないですね。でもこれをきっかけに都民や国民が、地方議会に目を向け選挙にいくところから始めるだけでも大きな一歩だと思います。具体的に動かなければ具体的な結果もでません。
2025年東京都議会選挙で何人当選目指すのか?
東京都議会は127議席ですが、現在124議席の会派はこの通りです。緑が国政の政党です。黄色は小池百合子さんが立ち上がた地域政党です。自公は小池百合子さん推しですから、都民ファーストと合わせて80名、過半数以上だから、小池百合子さんは思い通りに進められていると容易に想像つきます。
さて今年この東京都議会選挙で「再生の道」がどれだけ当選するのか?石丸さんはすべての選挙区で立候補者を出すことを目標にしています。1つの選挙区で4人当選する場合は2人擁立したいと考えているので55人になる見込みです。
定員は127人ですので小池百合子さんの抑止力になるためには自公と都民ファで過半数を切ればその見込みがあります。現在は80名だから「再生の道」が少なくとも20名が当選すれば激震が走ると思います。


あくまでも投票できるのは有権者です。前回2021年は投票率42.39% ( 前回投票率51.28% )ととても低いのです。今回の石丸さんの新党が投票率の底上げのきっかけになることを期待します。
「再生の道」エントリーは2/16(日)まで
すでにエントリーが始まっています。1か月間がエントリー期間です。ユニークなのが、面接からYoutube公開です。みられるんです、人様の面接が(笑)でもこれで人となりがわかっていいじゃないですかね。
応募条件はありません。年齢や職業などの縛りはありません。「実務能力」仕事ができる人を求めてます。
【選考フロー】 ①エントリーシート提出 ②適性検査 ③プレゼン選考(YouTube公開)
「再生の道」地方政党からは、選挙運動アドバイス、応援演説、当選後の勉強会・キャリア支援など提供されます。
↓エントリーはこちら!↓
https://entry.ishimaru-shinji.com
まとめ
石丸伸二さんの「再生の道」都議会でどんな結果を出すでしょうか?どんな人が立候補してくれるのか楽しみです。
よく物事を捉える視点で比喩で使われるが、「鷹の目」と「蟻の目」がありますよね。鷹は、空を飛んでいるから客観的に世界を見渡すことができて、蟻は目の前の障害物を乗り越え、一歩一歩進んでいるイメージです。
でも鷹は全体を見渡せるけど、目の前の障害物を乗り越えるという感覚がわからなさそう。そして蟻は一歩一歩を着実に進みますが、自分の行く先に何があるのか見えなさそうですね。
足元ばかり見ていると、周りが見えなくなって、周りばかり見ていると足元がおそろかになります。でもそれを柔軟に「高さを変えて考えてみる。」「立場を変えて考えてみる。」その使い分けができて、相手を思いやることのできる人が政治家(議員)になってくれるといいなと思います。
わたしは30年ぐらい事務職(経理)しているので結構人を見る目はできていると自負してます(笑)「鷹の目」と「蟻の目」を使い分ける人はいます。そういう人は、下からも顧客からも信用されていてどんどん出世していきます。(ひがむ人が多いけど)そのような人が政治にアクセスするきっかけになってくれればと思います。
東京都議選6月です。どんな選挙になるのか!楽しみでワクワクします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。