派遣社員は、自分から行動を起こさなければ時給が上がることはありません。最初の時給のままであることが現実です。
しかし正当な理由があれば時給交渉は可能です。私は同じ派遣先で2回時給交渉に成功しました。無理な要求ではなく誰もが納得できる理由だと判断したので交渉しました。50代でもそのような交渉は可能です。
この記事では時給交渉するにあたり、下記のような疑問にお答えします。
- 時給交渉できる正当な理由とは?
- 誰に伝えればいいの?
- 金額はどのように決めるのか?
時給でモヤモヤしている方がいましたら、ぜひ参考にしてください。
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1時間当たりのUP金額が少なくとも、ちりも積もれば大きな金額なりますよ!
大前提!そもそも時給交渉が必要な理由
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派遣契約を締結するとき、業務内容、時給を納得した上で承諾してますので、やみくもに時給交渉ができるわけではないことは理解してください。
何故、時給を上げてほしいのか?派遣会社の担当営業、また派遣先会社に納得してもらわなければなりません。
50代派遣社員が直面する現実
事務職の派遣社員は、東京都の場合、時給は1500円~1800円ぐらいが相場です。(マンパワーグループ 求人情報参考)
外資系で英語ができる等の特別な能力がある場合は2000円超えることもあります。
時給1700円だった場合、月給は残業含めずで手取り21万円ぐらいです。1人暮らしで家賃負担があれば生活は楽ではありません。
また月の稼働日が少ない場合(2月や年末年始)、時給制ですからお給料は減ります。
時給交渉のメリットとその効果
派遣社員から時給交渉しなければ、自動で上がることはありません。ずっと同じ時給です。
時給交渉することで自分の生活が楽になります。
派遣先から「目をつけられるじゃないか?」など心配はありません。正当な理由があれば、何もしないより、言ったほうが良いのです。
伝えるタイミングも注意しながら、納得してもらうために資料を準備しておくことが必要です。
私が時給交渉を成功させた方法
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同じ派遣会社で2回の時給交渉を行いました。結果、2回とも承諾していただきました。
正当な理由だと自分で判断したからです。2回の理由はこちらです。
1回目・同じ条件で他派遣会社の時給が高かった
わたしが配属されている部署には同じ業務をする派遣社員が私を含めて3人いました。それぞれ派遣元の会社が違っていたのです。
3社はどこも大手で誰もが聞けばわかる会社です。あるとき3人のうち、1人が契約終了となり、派遣会社の求人をみたら、今の自分の時給より300円も高かったんです!
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派遣会社の求人は派遣先の名前はありませんが、最寄り駅、仕事内容、業種でだいたい察しがつきます。
同じ仕事していて300円も違えば、1か月で3-4万円も手取りが変わってきます。
わたしは派遣会社に同じ時給にしてもらわなければ契約終了を考えますと伝えたら、結果的に同じ時給になりました。派遣会社のよって時給が変わるのはマージン%です。事前に十分調べたほうがいいです。
2回目・業務の内容が当初の契約より増えた
仕事に慣れてきて信用されると業務量が増える可能性があります。その場合、同じ業務内容で、件数が増えるのであれば時給交渉は難しいのですが、業務の幅が広がったときは時給交渉する理由になります。
その場合は派遣会社から派遣先に交渉する材料が必要ですので、具体的な業務内容とそれにかかる時間を資料にまとめ、いつでも説明できるようにしておきます。
注意点として、派遣契約の業務内容に「その他業務全般」とあったとき、それに含まれる可能性があります。そのため増えた業務内容と業務時間をしっかり伝えてください。
時給交渉を成功させるために注意すること
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やみくもに時給交渉しても失敗しますので注意してください。
交渉のタイミングを見極める
契約更新の意思確認のときに伝えます。大体の派遣会社は契約更新のときに面談(電話会議)しますので、その時に伝えることがベストです。
例外として明らかに仕事の内容が変わったときはすぐに交渉したほうがいいです。
希望する時給について
派遣元の営業に伝えると「いくらあげてほしいですか?」と必ず聞かれるはずです。
遠慮してはいけません。自分の要望する金額を伝えるべきです。かといって、やはり200円ぐらいが限度かもしれません。
派遣会社の営業に言われたのは「普通は50円とか高くて100円ぐらいです」と言われたことがあります。しかし交渉ですからまずは自分の要望を伝えることが第一優先です。
もし200円上がった場合、派遣会社はマージンをとりますから、派遣元にプラス時給400円で交渉しているはずです。
派遣会社がどこまで許容するかによって時給が変わります。
派遣社員が時給を上げるための交渉方法
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交渉するタイミングは契約更新時です。その際にどのように伝えるかも大事です。
交渉相手は派遣会社
交渉相手は派遣会社の担当営業です。契約更新時に必ず連絡がきますのでその際に、正当な理由を伝えて時給を上げてほしいと伝えます。
営業担当はその場では断りません。その代わり派遣会社に交渉する材料をそろえるためにめ詳しくメールで送るように言われますので準備しておきます。
お金のためです。面倒でもきちんとまとめておきましょう。その資料は後々役に立ちます。
ポジティブな態度で交渉を進める
時給交渉はデリケートなことです。でも時給に見合った仕事を長く続けるためにも、前向きに交渉します。
間違っても威圧的はダメです。
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「時給上がらなかったら契約終了します」は言わないほうがいいです
妥協点と代替案の準備
もし希望通り時給が上がらなかった場合、きちんと理由を確認してください。
そのうえで納得がいかなかったら派遣会社の営業と十分話し合ってください。
妥協できる時給であればその時給で契約更新すればよいと思います。
もし業務量が増えた上での交渉であれば、業務内容を見直してほしいとはっきり伝えましょう。
50代派遣社員の時給交渉は相手を納得させること
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派遣社員で時給を上げるのは簡単ではありません。
しかし正当な理由があれば交渉するべきです。まずは派遣元の営業に相談しましょう。派遣社員のメリットの一つは自分で交渉せずに派遣会社を通せることです。
誰もが納得できる理由であれば派遣先も理解してもらえるはずです。
最初から決めつけであきらめずに、自分の能力に見合った時給で働くことで前向きに仕事も頑張れます。