年を重ねても自分らしく生きたい、誰もがそう願います。しかし身体機能の衰えにより、日常生活の中でできないことは増えていくと、できないことばかりに目が向いてしまい、自尊心が低くなることが考えられます。
このブログは自尊心を持ち続けるために必要なことを5つ紹介します。
他人の目を気にしてしまう、自分に自信がない方にぜひ参考にしていただきたいです。
そのままの自分で大丈夫!と思ってもらえたらとてもうれしいです。
あなたはあなたのままで完璧です!
なぜ老後に自尊心が重要なのか?
高齢になれば、少なからず体に何かしらの不具合が生じてきます。老眼になる、膝が痛くなるなど自然に老いていく感じです。そのとき「わたしはこのまま1人で大丈夫なのか?」不安がよぎるはずです。
それでも自分のありのままの状態を認めて、自分らしく生きていくためには自尊心は重要です。
自尊心の定義とその影響
自尊心の意味は、このように定義されています。
じそん‐しん【自尊心】
コトバンクより
自分自身を大切な存在だと感じ、自分の考えに自信を持って行動していく態度が自尊です。
- 自分ができること、できないことをありのままの自分として認める。
- 自分の長所・短所を知り、他者との関わりを通して自分自身を価値のある存在と実感する
もし自尊心が低いと、行動に自信が持てず、周囲の反応をうかがって判断することが増え、自分らしさを見失うことになります。
しかし自尊心が高すぎると周囲の意見を聞かず、傲慢な態度になる可能性もあります。自尊心が高くても低くても、物事への対応が偏りやすくなるので、適度なバランスが重要とされています。
老後の生活における自尊心の役割
日本人は年齢を重ねても自尊心が下がりにくいと言われているそうです。それでも高齢になれば、「体調が悪い」「忘れっぽくなった」など昔はこんなではなかったと・・・以前と比べて落ち込むことが増えるはずです。
その忘れっぽさを家族や会社の同僚に指摘されれば、傷ついてしまい大きなストレスになる可能性があります。
老後は、できないことが日々増えていく……。そんな「喪失感」を感じやすくなるからこそ、前向きに生きていくために自尊心が必要です。
わたしが考える自尊心とは「自分に期待すること」他人のことは気にせず、自分の良さを知ってベストを尽くすことです。
自尊心を高める5つの方法
自分に自信もつこと、期待するには自分が心地よい状況にあることが大事です。いまの自分に満足していると思えるために5つの方法を紹介します。
健康管理と自己投資
心身が健康であることが自分への自信につながります。健康管理にお金を使うことで、自分の健康に対する意識が高まって前向きな気持ちが生まれます。
健康を維持するためには睡眠、食事、運動することが重要です。この3つに対してはできる限りの投資をすることをおすすめします。
睡眠
マットレスや羽毛布団、また遮光カーテンなど睡眠環境を整えることで質のよい睡眠がとれます。私はマットレスを変えたことで熟睡できるようになりました。
食事
栄養バランスは大事です。好きなものを食べることも大事ですが、旬の食材などたまには取り入れて体が喜ぶような食生活が健康につながります。
運動
人によって好き嫌いはありますが、ウォーキングであれば始めるハードルは低いです。わたしは毎日ラジオ体操しています。そしてできる限り1日1時間5000歩以上あることを目標にしています。
新しいスキルや趣味の習得
自分の好きなことが増えると自信がついて自尊心が高まります。
完璧に習得する必要はなくて、気になることを少しずつはじめて、もし楽しみを見つけられば深堀すればよいと思います。最初から高額な道具など購入すると、それだけでプレッシャーを感じます。
もしそのあと続かなければ自尊心が下がる原因になります。スモールスタートしましょう。
毎日5分韓国語の勉強してます
社会的つながりを築く
老後必要なのは3つの「キン」だと言われてます。筋肉のキン、お金のキン、ご近所付き合いのキンです。
ご近所付き合いや定期的に会って話す人がいると心強くなります。老後1人暮らしだと人に話しかけるのも億劫になってきますが、無理のない範囲で自分から声かけることも大事です。
達成感を感じる活動
自尊心を高めるのは、「自分はやればできる!」と成功体験を増やすことが大切です。
日常小さなことでよいと思います。わたしが最近達成感を感じたのはこのようなことです。
- 網戸の掃除をして部屋が明るくなった
- 厚さのある本を最後まで読み切った
- いままでクリーニングに出していた手洗いの服を自分で洗った
他人からみたらあたりまえかもしれませんが、わたしは55年間生きていて初めての体験で達成感ありました。
自分を褒めてあげるだけで自尊心上がります
ポジティブ思考を身につける
老後は何かと不安なことばかりが増えます。お人様だともっと悪い方、悪い方へ考えてしまいます。
ですが、何事にも表と裏があって、良いことと悪いことは背中合わせです。できる限り前向きに考える思考を身に着けることが大事です。
自尊心が低いとどうなる?
他人の目ばかり気にしてしまい、引きごもりがちになってしまいます。
わたしは高校卒業してすぐ働きましたが、毎日怒られてばかりで自尊心がズタズタになったことがあります。仕事を覚え成功体験が増えるとだんだん自分に自信がついてきましたが、5年ぐらいは自分の殻に閉じこもってました。
ストレスで10kg太りました。食べることで不安を打ち消していたのです。
孤立感と疎外感
「自分がいたら迷惑?」「嫌われている気がする・・・。」誰に言われたわけではありませんが、他人の目がきになって孤立感や疎外感を感じてしまいます。
実際は、人は自分のことで精いっぱいで、他人のことは想像以上に気にしてません。
心身の健康悪化
前向きな考えができにくいので、自分のために運動、食事を考える余裕すらありません。
食事も運動も簡単に済ませてしまう状況になります。
わたしはストレスで過食症になりましたが、食べても食べても満足感が得られないのはつらかったです。
「摂食障害」この病気もやはり自尊心が低いのも要因だと思います。
ネガティブな思考の連鎖
自分に自信がありませんので悪い方へ考えます。思ったほど悪い状況にならなかったら安心してました。
悪い感情は連鎖してさらに悪い方向へいくこともあります。その感情を誰かが褒めてくれれば(承認欲求)、切り替えられる可能性もありますが、他人は自分の思い通りになりません。
いまから自尊心を高めて素敵な老後を楽しもう!
「自分に自信を持つこと」は自分を好きになることです。なかなかくすぐったい言葉ですが、自分で自分を好きになることは、思った以上に効果があります。
わたしは自尊心を高めるために、このYoutubeをよく聞いています。朝1日の始まりに聞くと自信がわいてきます。自分で自分を褒めることはできなくても、他人の言葉で自信をつけていくことができます。
自尊心を高めることをアファメーションといいます。
こちらの記事も老後豊かに過ごすためのヒントがあります。ぜひご覧ください。